ワールドラグビーの声明:統括団体によるガバナンス見直しにより、サモアのトップレベルのラグビーの安定が守られる

ワールドラグビーは、サモアの国代表チームがトップレベルの大会に引き続き出場できるよう、行動計画を策定したと発表した。計画は、ワールドラグビー会長ブレット・ロビンソン氏とサモアのフォシ・シュミット首相(Hon. Laaulialemalietoa Leuatea Polataivao Fosi Schmidt)が主導した協議を経て定められた。

サモアラグビー協会(Lakapi Samoa)の理事会・経営陣とサモア政府との間で意見の相違が生じたことを受け、ガバナンス見直しが行われた。その結果、協会はワールドラグビー評議会からの自主的な資格停止を決めた。

暫定措置の内容

ワールドラグビーによると、以下の暫定措置が直ちに実施される。

  • ラカピ・サモアによるワールドラグビー評議会からの自主的な資格停止。この停止は、ワールドラグビー理事会への今後の申請と、それに続く評議会への勧告によってのみ解除できる。いずれの場合も、下記の見直しプロセスが続く間は資格停止が維持される。
  • サモア人主導の独立レビューグループの設置。メンバーはラカピ・サモアとサモア政府が合意して決定し、サモアラグビーのガバナンスに関するあらゆる問題を検討する。
  • ワールドラグビーの監視委員会によるラカピ・サモアの加盟基準への適合状況の審査。
  • サモアにおけるハイパフォーマンス・ラグビープログラムに関するすべての事項の管轄と権限を、サモア・スポーツ協会・国内オリンピック委員会(SASNOC)へ移管し、任命されたステュワードシップ・グループが共同で監督する。このグループは、2027年ラグビーワールドカップをはじめとする世界最高峰の大会に向けた準備と出場を含め、代表チームに関するピッチ内外のすべての事項を担当する。

また、関係者はサモア国内のナショナルリーグなど国内ラグビーの活動には影響を及ぼさないことで合意した。

代表チームへの影響

サモア男子代表は、1991年の初出場以降、ラグビーワールドカップのすべての大会に出場してきた。2027年大会には、ファイナル・クオリフィケーション・トーナメントで20番目の出場権を獲得し、来年オーストラリアで開催される本大会への切符をぎりぎりで手にした。

しかし、チームはピッチ外の問題を背景に、世界ランキングで過去最低の20位まで後退した。ワールドラグビー・ネーションズカップでも、最初の3試合で1勝しか挙げていない。

女子代表も昨年のワールドカップで苦戦した。3試合の大敗で得点はわずか3点、失点は225点に上った。

ワールドラグビーの声明

ワールドラグビーは声明で、「ワールドラグビー、サモア政府、ラカピ・サモア、サモア国内オリンピック委員会は、ガバナンス見直しの期間中もサモアとその選手たちが最高レベルで競技を続けられるよう、プロセスに合意した。この合意は、今週アピアで行われた、ワールドラグビー会長ブレット・ロビンソン氏とサモアのフォシ・シュミット首相が主導した生産的な会合に基づくものである」と述べた。

さらに声明は、「合意された措置は、今年初めに首相が政府を代表してワールドラグビーに提起したラカピ・サモアのガバナンスと運営に関する懸念に対応するものだ。その懸念と他のラグビー関係者の懸念を受けて、全当事者間で直ちに対話が行われ、問題解決と今後の道筋で合意した」と説明した。

そのうえで、「全当事者は、協会のハイパフォーマンス・プログラムが影響を受けないことが不可欠だという点で一致した。サモア代表は、2027年ラグビーワールドカップ、ワールドラグビー・ネーションズカップ、WXVグローバル・シリーズ・チャレンジャー、そしてセブンズのプログラムへの参加を約束している」と強調した。

声明は最後に、「選手のハイパフォーマンス面での道筋と機会を守るため、SASNOCがワールドラグビーと緊密に連携して示している積極的な支援は、すべての関係者から高く評価されている」と締めくくった。

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